ニックネーム:一人旅大好き
性別:女性
当時の年齢:22歳
いつ?:2011年
時間帯:夜
場所:バンコク・カオサン
旅行の目的:観光
学生時代、タイに友だちと旅行をしたときのことです。
離島にダイビングに行き、3日ほど滞在しました。島ではダイビングの講習を受けて初級のライセンスを取得し、思う存分南の海を満喫。帰りは友人と別れ、一人でバンコクへ戻り、そこから日本へ帰るでした。しかし宿でたまたま知り合った日本人旅行者の女性と一緒に戻ることになり、フェリーと夜行バスを乗り継いでバンコクまで帰ってきました。
食事を取り、カオサンという有名な宿街でホテルに泊まろうということで、きれいそうなホテルを選び部屋を取りました。
女性とはそこで別れ、一泊してから、翌日空港へ向かいました。ここまでは良かったのですが……。
空港のチェックインカウンターで受付の人にパスポートを見せたところ、なぜかチェックインできない。
なんと、そのパスポートは前日の女性のものだったのです!仰天し、係の人に泣きつくものの、パスポートが違うのに出国できるわけもなく。
そこでようやく、ホテルのチェックインの時に、パスポートが入れ替わってしまったのだと気づきました。
一時は気が動転したものの、もし私のパスポートをその女性が持っているなら、彼女も出国できないはず。
空港で待っていれば、彼女は現れるのではないか……連絡先も交換していなかったため、予定の飛行機は諦め、最悪の場合に備えてお金を下ろすなどしていましたが……。
しばらく経って、登場時間の20分ほど前だったでしょうか。なんとその女性が、タクシーで駆けつけてくれたのです!パスポートと連絡先を交換し、御礼を伝えがっちりと握手。全速力で走って、なんとか日本に帰ることができました。
それ以来、旅先でパスポートを人に見せたあとは、必ず自分のものか確認するようにしています。
そしてオリジナルのケースを作り、人と被らず、すぐわかるように気をつけています。旅先では気が緩みがちになるのを反省しています。
パスポートの管理には十分なご注意を!