ソウル

典型的なぼったくりにあってしまった

ニックネーム

さくらさく

性別

男性

当時の年齢

22歳

いつ

1999年

時間帯

場所

韓国のソウルの明洞

旅行の目的

観光

体験談

大学の卒業旅行で友人と2人で韓国に行った時の体験です。

2泊3日の旅行の最終日の夜のことでした。明洞(ミョンドン)のホテルに宿泊していたので、最後の夜は街中で遊んでみようということになり繁華街へ出かけていきました。

友人と2人で初めての海外の最終日の夜ということで多少舞い上がっていたのかもしれません。キョロキョロしていた我々に一人の男性が声をかけてきました。

韓国語で何やら話しかけてきて、何を言っているのかさっぱりわからなかったのですが、仕草からタバコの火を貸してくれないかといっていることがわかりました。

ライターを貸してあげ、私たちが日本人ということを説明したところ、彼は大学で日本語を勉強している学生ということでした。

初めて日本語が話せる彼と出会い、多少心を許していたと思います。そんな彼が、よく行く店があるから良ければ一緒に飲まないかと誘われたのです。

友人と二人で、まったくわからない店に入るよりも、折角の出会いだし行ってみるかということで、彼について地下にある店に入りました。

その店は日本で言えばカラオケボックスのような個室で、シートに座ってしばらくしたらいきなり女の子が入ってきたのです。

「え?」と思ったのですが、その彼は大丈夫ですといい、とりあえず飲むことに。

しかし、女の子たちも一緒に飲むと言ってきて、さすがに様子がおかしいと思ったので、店に入ってからわずか10分程度でしたが出ることにしました。

そして会計です。手書きの伝票が届き、パッと見たところ10万ウォンかと思いました。当時のレートで10万ウォンは1万円程度でしたので、ちょっと高いけどいいかと思ったのですが、よく見たら100万ウォンでした。

これはやられた、と思いこんな高額なのはおかしい、払えない!と居直ったのですが、店の奥から190㎝くらいの大柄の強面男が出てきて暴れだしたのです。

下手したら殺されるといった恐怖心が一気に芽生え、友人と共に仕方なく手持ちの現金を全て出し、足りない金額はカードで支払うことになりました。

この店に連れてきた彼は、申し訳ない、お金は明日ホテルに届けますから、と言われましたが、来るはずもなく、翌朝げんなりと帰国することになりました。