ニックネーム:SHOGEN
性別:男性
当時の年齢:30歳
時間帯:昼
場所:アフリカ|エチオピア|アディスアベバ
旅行の目的:海外放浪
私はエチオピア南部にいる少数民族に会いに行く為に、首都アディスアベバに立ち寄りました。
ケニアから陸路で北上しエチオピア南部に入りたかったのですが、世界でも珍しい陸路で越えれない国境ということで、ケニアの首都モンバサからアディスアベバに飛行機で向かいました。
アディスアベバに着き市街をブラブラ歩いていると、向こうから日本語のメモ書きを持った陽気で明るい男性2人組が近づいてきました。そのメモ書きには、『おはよう、こんにちは』といった日本人が書いたであろうメモ書きがびっしり書かれていました。
「JICAに日本人の友達がいるんだ。今日たまたま大きなパーティがあるんだけど一緒に来ない?」
とエチオピア男性が僕に言ってきました。
たまたまその日はアディスアベバのお祭りの日でもあったし、僕は彼らを信じてしまいついていってしまいました。
僕はタンザニアでも生活をしていたので絶対に他の国でも騙されないという自信があったのと、自分には人を見る目があると思い込んでいたので彼らを信じきっていました。
連れていかれたのは、密室のバーでした。奥の方にカウンター席があり、手前にグループ席がありました。
僕たちはグループ席に座りしばらくそこでお茶をしながら母国の話や将来のことを楽しく話していたのですが、急に1人の表情が変わり「5000ドルを出さないとここからは出られないから」と僕に言ってきました。
会話をしていた時に、2人が写真を拒否していたのは、自分らが写真に映り込んで警察につかまえられるのが怖かったからだと、その時気づきました。
僕は払う気がなかったので払わずバーの外に出ようとしましたが、バーの店員もグルで僕に銃を突きつけてきました。
払わないよ、と僕は言いそこに6時間居座り続けてやりました。しびれを切らしたのか、彼らも我慢の限界になり20ドルでお店からでてくることができました。