アジア

地図を手に持つのは危険です

ニックネーム:アッコ

性別:女性

当時の年齢:34歳

いつ?:1999年

時間帯:昼

場所:韓国の仁川空港

旅行の目的:観光

体験談

友人と韓国旅行に行った時の事です。

当時、韓流ドラマがブームで、私達はロケ地を巡ろうと、空港の中で地図を広げていました。

大体の場所は知っているものの、どうやって行けば良いのか分からず、タクシーで行こうという話しになりました。

そんな時に、たまたま通りがかった男性が、私達の地図を覗き込み、笑顔で何かを言いました。

私は、もしかしたら行く先を知っているのかと思い、地図を男性に見せたら、大きく頷くのです。

私も、友人もラッキーと純粋に思いました。

詳しい場所を聞こうとしたら、男性か手招きするのです。

私も友人も全く韓国語は分かりませんでしたが、とても優しそうな人だし、スーツ姿だったので、すっかり安心してしまいました。

手招きされるままついていくと、そこには男性の物らしき車が停まっていました。

この時に、私はちょっと違うと思いながらも、その場から動けませんでした。

そして、いきなり男性の腕が私の手を握りました。

咄嗟に声なんて出ないものです。

私はとにかく逃げなくてはと思って、男性の腕を振りほどこうと必死に抵抗しました。

友達も私の異変に気がついてくれて、大声で叫んでくれました。

男性はその声に驚いて、逃げるように去って行きました。