マレーシアのクアラルンプールに遊びに行ったとき、現地に住んでいる友人と一緒にフードコートへ食事に行きました。

ここにはたくさんの人がいましたが、治安は比較的良いように思えました。

飲み物を注文しに来るウェイターや、屋台で調理をする人はみなフレンドリーでしたし、お客さんもみな、テーブルを囲んで楽しそうに話していました。

自分と友人は食事を済ませ、フードコートを出ようとしました。

このとき友人が人混みの中からなかなか抜け出せず、自分だけ出口付近に先にたどり着いたのです。そして友人を待っていたそのとき、後ろから肩をトントンと叩かれました。

振り返った瞬間、ヘルメットをかぶった男性が自分のショルダーバッグをサッと奪い、逃げたのです。

その男性は仲間と思われるバイクに乗った男性のところに走り去り、二人ともバイクで逃げていきました。一瞬、何が起こったのかわかりませんでした。恐らく自分が日本語を話しており、服装がいかにも観光客といった感じであったために、スリの常習犯が狙っていたのでしょう。

しかし財布と携帯電話はポケットに入れていたために、バッグの中にはハンカチやお土産に購入したキーホルダーが入っていただけでした。この点に関しては不幸中の幸いでした。