ある秋に友達と羽田空港からラスベガスへ向かった時の話です。
羽田空港からアメリカのサンフランシスコ空港で乗り換えラスベガスへ向かう予定でした。

だいたい９時間ほどかけ、サンフランシスコ空港に到着し次の飛行機まで５時間ありました。

次の乗り場のゲートは乗り換え先で確認する必要があったのでまずは、現地のスタッフに次の乗り場を確認しました。

航空券を見せると「１５ゲートよ。」と航空券に丁寧にメモをしてくれました。

　あとは時間になるまでご飯を食べぶらぶら散歩し、そろそろ乗り場のゲートに行こうと離陸の１時間ほど前に移動しました。

「もう少しだね。」と楽しみながら周りにもどんどん人が集まって私たちはエコノミークラスなのでのんびりYouTubeを見て笑って過ごしていました。

　しかし、離陸１５分前になっても周りの人は並んでいるだけで飛行機へと入っていきません。

さすがにおかしいと友達が確認へいくと便が違うことに気づきました。

スタッフへ聞くと「あなたたちの飛行機は２０ゲートに変更になっているわ！」と言われ慌てて２０ゲートへと向かいました。

ゲートも近いしまだ５分はあるから走れば間に合うと必死でした。

しかし２０ゲートには人がいなく航空券を見せると「もう行ったから無理よ」とだけ素っ気なく言われました。

私たちはどうしていいかわからずとりあえずカスタマーセンターへ。

友達が昔留学をしていて英語もペラペラだったので事情を説明してくれました。

でも帰ってきた言葉は「全部満席で次乗れるのは１２時間後よ。この毛布使ってその辺で寝なさい」と。私たちは驚きました。

とりあえずキャンセル待ちが出来ると聞いて登録をし、ひたすら待ちました。

ゲートで待ってキャンセルが出なかった場合はまた次のゲートへ移動をひたすら繰り返しました。

３回ほど繰り返しやっと２席キャンセルが出て飛行機の中まで入れ涙が出そうになりました。

しかし席に座って２分後ぐらいにスタッフが来て「飛行機から出て」と言われました。私たちはなにか全然わからずいたのですが向こうの手違いで１席しか空いていなかったそうです。

手続きの取り消しをしながらも「あー私お昼の時間なのに！」となぜか愚痴を言われました。

結局その後もキャンセル待ちをし乗れたのはサンフランシスコ空港到着して１５時間後です。

　ゲートの変更はよくあることだそうです。

しかし言い方や態度など日本ではありえない対応に驚きました。

例え確認してない私たちが悪かったとしてもこれから旅立つウキウキ感を完全に無くされすごく疲れがどっと増しました。

それからは怖くて飛行機に乗るときは周りに面倒臭がられるほど何度も何度も確認するようになりました。