スリ

署名と引き換えに戻ってきたのはカラの財布

ニックネーム:FR

性別:女性

当時の年齢:35歳

時間帯:昼

場所:フランス|パリ 凱旋門の近く

旅行の目的:観光

体験談


人通りも多い観光名所、パリの凱旋門で写真を撮っていたら、数人の女の子(12歳~15歳位)が寄ってたかってこの用紙にサインしてと群がってきました。

何やら署名活動をしているらしく、サインだけしてくれればそれでいいから、ということだったので何の疑いもなく署名をしてあげたのです。

ここで「募金活動をしているから○○円くれ」、というようなパターンだったらきっと無視していたでしょう。

しかしこの時は署名だけをせがまれていたので、何の疑いもなく協力してあげたのです。

そして署名後、さーっと引いていく少女たち。

ふと気が付くと肩越しにかけていたバッグが開いており、自分の財布が見えました。

あれ?バック開けてたかな?と不審に思い財布の中身を見てみると、現金が一切ありませんでした!幸いなことにカード類は一式そのまま残っていたのですが、現金で3万円分のユーロが入っていたはずなのにすっからかんになっていたのです。

どうやら署名してくれ、と寄ってきたあの少女たちがグルで、私を署名に注意を引きつけている間に他の誰かがさっと財布を盗んでいたようです。

丁寧なことに中身だけを盗んでいったのです。

あまりにも一瞬のことでしたので全く気が付かず、バックが触られていたことも財布を抜かれていたことにも考え及びませんでした。

スリには気をつけろとあれだけ言われていたのに・・・悔しい思いをしましたが勉強にもなりました。