アジア

私の隣の人が恐喝された話

ニックネーム:ひろ

性別:女性

当時の年齢:40歳

いつ?:2015年

時間帯:昼

場所:マレーシア、クアラルンプール

旅行の目的:観光

体験談

私が東南アジアにいたときの話です。

地元民が利用するバス停でバスをまっていたら、目の前から人相の悪いような人がこちらに向かってまっしぐら。私はその人を見るとなんだか嫌な気分がいて、少しバスを待つ場所をずらしました。

電話を受けるふりをして。

するとなんとその男性、私の横にいた人に恐喝し始めたのです。

そしていくらかをその人からとって逃げたのです。

私はその光景を真横で見ながら、でも全く知らないそぶりはしましたけれど、本当に恐怖な体験をしたと思いました。

もしも私があの時、あの人相の悪い男性と目を合わせていたら?もしもバスを待つ場所を少し変えなかったら?また電話を受けるふりをしていなかったら?恐喝されたのは私だったかもしれません。

東南アジアにはいまだに物乞いをする人はたくさんいます。

しかし物乞いというのはどちらかというととても弱い立場を醸し出していて、それほど恐怖感を味わったことはありません。

しかしながら、恐喝をするような人って、見るからにわかるのです。

そしてまっすぐにこっちに向かってくる光景を思いだすと、今でも恐怖を覚えます。

実際にお金を取られるようなことはなくてよかったけれど、もう二度と思い出したくない出来事のひとつです。