ニックネーム:まる
性別:女性
当時の年齢:43歳
いつ?:2012年
時間帯:夜
場所:セブ島としか覚えていませんが、リゾートホテルなども近くに有ったレジデンシャルエリアです。
旅行の目的:観光
セブ島で長期滞在する、と言う元カレのところに行った時の話です。
犯罪に巻き込まれる寸前で止められたのですが、すごく怖かった体験です。
当時付き合っていた彼は、フィリピン人の知り合いが居て、その人から家を3か月借りるという話しになっていました。
格安だったと思いますが、料金も払ってです。
最初に彼は1人でその場所に行き、約1カ月後に私が1週間滞在の予定で訪ねました。
フィリピンの中ではセブ島はまだ治安が良い方だ、と本で読んでいましたが、行く前から少し心配をしていました。
それでも行こうと思ったのは、彼が自分と居れば大丈夫と言ったのと、彼とリゾートを楽しみたいと思ったからです。
空港には彼が迎えに来てくれていたので、彼に会った時はホッとしました。
それから、借りている家には、彼が長期レンタルしているバイクで移動しました。
着いた家は一軒家で、思ったよりも綺麗でした。
でも彼が到着時はそうでもなく、結構掃除はしたそうです。
場所は詳しく分かりませんでしたが、レジデンシャルエリアだったので、周りには薄汚れた民家以外は何もなく、寂れた感じでした。
ただ、直ぐ隣はイギリス人が長く住んでいる、という話しで少し安心しました。
翌日は、近くのリゾートホテルへ行き、宿泊はしなくても、料金を払えばそこの宿泊客と同じように食事が出来、プールや専用ビーチが使えました。
翌日もそんな形で過ごしていました。
しかし3泊後、家に戻った時、既に暗くなっていた中、彼が隣の人に呼ばれて行きました。
そして10分弱位で戻ったと思ったら、直ぐに荷物を片付けて!と言われて、大慌てで荷物を作り、訳が分からないままに近くのホテルに移動しました。
ホテルに移動後、彼に何が有ったのか聞いたところ、家を管理していた人に私達が襲われる寸前だった、と聞き倒れそうになりました。
時間は分かりませんでしたが、その日の夜に襲撃に来る、という話しになっていたそうです。家は、彼が持ち主ときちんと話をして借りたのですが、知り合いなので特に正式書類も有りませんでした。
しかしその持ち主は普段は国外に住んでいて、セブには滅多に来ない人でした。
その為、家の管理は、雇った人に任せているのですが、その任せている人は家族や親戚と共にそこに住み着き、まるで自分の家の様に暮らして居たのです。
しかし彼が来た事により家を出なければならなくなり、住む家がなくなってしまい、かなりイライラしていたようなのです。
そんな状態の中で、彼と私が遊んでいるのを見て爆発しそうになったのでしょうか。
完全な逆恨みですが、やはりそれは国の貧しさでしょう。
隣のイギリス人が、別の近所の人から聞いた情報を教えてくれて命拾いした、という訳です。私達は特に綺麗な恰好をしていた訳ではないのですが、それでも外国人旅行者(日本人と分かっていたかどうかは分かりません)が自分達の家で遊んでいる事が癪に障ったのだと思います。
フィリピンでの殺人事件は何度か聞きますので、今思い出してもゾッとします。