ニックネーム:青髭じいさん
性別:男性
当時の年齢:57歳
いつ?:2012年
時間帯:夜
場所:アメリカ|ノースカロナイナの州都ラーレの郊外
旅行の目的:仕事
アメリカ各地を2週間、出張で回っていたある日の出来事です。
出張も後半になり、疲れが出た頃に、ノースカロライナ州の州都であるラーレを訪れました。
ラーレにはハイテクの大企業があり、アメリカで最も博士号を持つ人が多く暮らす都市としても有名な所です。
仕事を終えて宿泊しているホテルに紹介してもらった日本料理店(日本人が経営する居酒屋風の店)にリムジンバスで送ってもらい、久しぶりに夕食に日本の居酒屋料理を堪能しました。
ホテルに戻る頃に、送ってくれたリムジンバスの大柄の黒人運転手に迎えに来てもらうや約束をしていたのですが、時間を過ぎても一向に迎えが来ませんでした。
店の日本人の奥さんが、ホテルに電話してくれたのですが、リムジンバスはどこかに出払っていて連絡が取れないと言う返事が返って来ました。
宿泊したホテルは、奥さんの話では結構いい加減だととの事でした。
リムジンバスでは、ぐるっと回って送ってくれたので、そこそこ距離があるように思えましたが、森の中の小道を行けば意外と近そうで、ホテルの上層階が見えていました。
そこで散歩がてら徒歩でホテルに戻る事にしました。
もう1人の日本人と2人で連れ立って店を出ようとした時、店の奥さんはこの辺りは余り治安が良いとは言えないので、もう一度ホテルに電話するので、少し待てばと言ってくれました。
しかし、まだ真っ暗ではなく距離も大したことがないと、強行して店を出て森の小道を進むました。
ちょうど中間地点に到達した頃に、突然森の中から大柄の白人と黒人の2人が私達の前に立ちはだかり、ナイフをちらつかせお金を要求しました。
驚いて、2人の持ち金を全て男たちに渡して逃げるようにホテルまで駆けて戻りました。
クレジットカードを使っていたので、現金は対して持っていませんでしたが、それでも2人で3万円程度は脅し取られました。
危険な目に遭遇した時の為に、少し現金を持っておくべきと教えられており、それを守って現金は取られましたが、危害を及ぼされる事はありませんでした。
店の奥さんの忠告を守り、近いけれど車で帰る算段をすべきだったと反省したものです。