ニックネーム:イエロー
性別:男性
当時の年齢:29歳
いつ?:1990年
時間帯:夜
場所:ワシントンスクエア公園
旅行の目的:その他
ニューヨークに行った時のお話です。
長期滞在するための長期滞在用のアパートに移動するまでの仮住まいとして、マンハッタンのど真ん中にあるワシントンスクエア公園脇にあるホテルに数日間泊まりました。
ワシントンスクエア公園自体ニューヨークでもかなり有名な公園ですし、この近くにはニューヨーク大学なんかもあったりして、比較的安全な場所だという認識でいました。
実際に夜歩いてみても通りは明るいですし、確かに人通りは少なかったですが(この時は何故少ないかが分かってなかった)、そんなに危険な雰囲気もなくて、安心して近くのスーパーなどにも夜遅くに買い物に行ったりして、さあこれからニューヨーク生活を楽しもうという気だったのです。
それでふと近道をするために、夜21時くらいに、ワシントンスクエア公園の中を通り抜けようとしたら、黒人が寄ってきて「ガンジャ・ガンジャ」(大麻のこと)と連呼してくる。
断ってはいるんですが、しつこく着いてくるんですね。
それであんまりしつこいんで、強く怒鳴って立ち去ろうしたら、後ろから「hold up!!!」。この時はさすがにヤバイと思いました。
振り返ったら撃ち殺されると思って、聴こえないふりして前を向いて歩き続けたら、後ろからまだ叫んでる。
結局大事には至らなかったんですが、夜、人が歩いていない理由が初めてそこで分かりました。
昼間はどんなに安全な場所でも夜は全然違う。
ここは世界屈指の犯罪都市ニューヨークなんだと。
日本の感覚で夜ノコノコ歩くもんじゃないと強くそこで自覚しました。